最新情報

2025-01-05 23:09:00

緑茶とコーヒーの適度な摂取が認知症予防に有益であることを示す研究:JPHC佐久メンタルヘルス研究

認知症予防のために緑茶とコーヒの予防効果はいわれているますが、長期的な効果はまだはっきりしていませんでした。長野県の中年(44歳~66歳)1155人を20年間追跡し、認知機能の低下と緑茶コーヒの摂取量との関係を調べました。

結果:緑茶を毎日2~3杯飲むひとは、認知機能の低下の危険性を44%減少させました。4杯以上では効果は認めませんでした。コーヒーについては、やや高齢の中年(追跡開始時53歳以上)の方で、毎日1杯以上で認知機能の低下の危険性を46%減少させました。

 

 

緑茶やコーヒーがよいことは様々なところで報告されています。認知症予防のため、中年になった私たちは、緑茶3杯、コーヒー1杯を毎日飲み始めましょう!ただ、たくさん飲んでも効果は減少するので、ほどほどにしましょう。個人的には、ジャスミン茶とルイボスティーが好きなので、これの効果を検証してもらいたいです。

Akihiro Koreki, Shoko Nozaki et al. Journal of Alzheimer’s Disease 2025, Vol. 103(2) 519–527: A longitudinal cohort study demonstrating the beneficial effect of moderate consumption of green tea and coffee on the prevention of dementia: The JPHC Saku Mental Health Study

pdf 緑茶とコーヒーの摂取量と認知症.pdf (0.56MB)

 


2024-12-05 01:23:00

米国からの報告です。着用する加速度計を用いて、身体活動と睡眠の日内パターン別の死亡率を調べてみました。米国の9342人を解析しています。身体活動のパターンを早朝型、正午型、午後遅く型の3つに分けて、睡眠パターンを朝型、夜型、不規則型に分けました。

図は身体活動をみています。早朝型は8時~9時に身体活動が多い、その後減ってくる。正午型は11時から17時まで身体活動が多い。午後遅く型17時から19時に身体活動が多い。という結果です。

結果です。早朝に身体活動の多い人あるいは、睡眠が不規則な人は死亡率が高いことがわかりました。また早朝に身体活動が多いかつ、不規則な睡眠の人はより死亡率が高いことがわかりました。不規則な睡眠は体に悪そうなのはイメージつきますよね。早朝の運動は、血圧が上がりやすく注意が必要かもしれません。ご参考までに。

Diurnal patterns of accelerometer-measured physical activity and sleep and risk of all-cause mortality: a follow-up of the National Health and Nutrition Examination Surveys (NHANES).

Zhang et al. International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity (2024) 21:120

pdf 身体活動と睡眠のパターン.pdf (2.8MB)

 


2024-11-02 15:36:00

インフルエンザワクチン接種を開始しています。当院は予約不要ですので、お電話などお問い合わせの必要なく、受診していただけましたら、当日接種させていただきます。

料金に関しましては、65歳未満 3800円 65歳以上(岡山市在住) 2080円となっております。岡山市以外の在住の方はお問い合わせいただけましたら幸いです。

またコロナワクチンについても、予約不要ですので、ご受診された際に申し出ください。接種ワクチン:コミナティ(ファイザー製薬)


2024-10-08 23:06:00
日本クリニカルパス学会学術集会で座長&発表をしてきました

松山で開催されました日本クリニカルパス学会学術集会で副院長が座長&発表を行ってきました。座長は、パス推進活動のセッションで、最初は重い雰囲気になり冷や汗かきましたが、徐々に議論は活発になりひと安心でした。2日目の発表は、岡山市民病院での活動で、「せん妄時指示における院内標準化への取り組み」についてお話ししました。ご賛同をいただくこともあり、引き続き活動を行ってまいります。私自身クリニックとクリニカルパスは関係は薄いと感じていましたが、できることは多くあるのではないかと感じた、実りある学会となりました。

 


2024-09-28 00:18:00

時岡浩二医師が現在も勤務されている岡山市民病院で、インタビューされた記事が掲載されました。バイエルメディカルニュースで、心不全を早期に発見するために糖尿病内科と協働し、効果を示し始めています。ご一読ください。

https://pharma-navi.bayer.jp/support/community-care/medical-news/202409_01

pdf BMN_Okayama_0806-1.pdf (1.29MB)


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