在宅訪問診療 

患者様とご家族様へ

訪問診療とは麻痺や痛み、認知症などで病院に通うことが難しい方に対して、医師がご自宅(施設)へお伺いして診察、お薬の処方、健康管理などを行うことです。病院を最近退院したけど、まだ調子が戻らないのでサポートしてほしい、病院の行くのがまだしんどい、病院に連れて行くのが難しいので、来てほしい。歩くのがおぼつかないので、病院には行けないなど、様々なご事情、病状があるかと思います。その際には当院までご連絡ください。ご相談させていただき、住み慣れたご自宅で安心して過ごせるようにサポートさせていただきます。施設で暮らされている方にも訪問、往診しておりますので、ご相談ください。

 

心疾患患者様の訪問診療・往診

当院では特に循環器を専門にしておりますので、心不全などの患者様がご自宅で長く過ごしていけるように専門的にサポートさせていただきます。例)飲水量の目安の設定、至適体重の設定、症状増悪の徴候がないかのチェック項目の標準化、利尿剤の調整、NT-proBNPガイド下心不全診療など行えます。

 

医療関係者の方へ

当院は入院していた病院の先生方と連携させていただき、患者様に関する情報共有を密に行って、その後の治療方針に活かします。患者様、主治医の先生も安心して送り出せるよう、連携してまいります。可能な限り退院前のカンファレンスに参加し、患者様が抱える身体的な状況や、生活環境などにおける課題も共有し、良い方向に進むよう、提案を行ってまいります。

例)元来独居で、今回心不全で入院しました。退院後、お一人でご自宅に帰られることに決まりましたが、心不全が再増悪しないか心配。なんとか元気で過ごせなるよう、チェックしてほしい。
例)心筋梗塞で入院しました。臥床期間が長くなり、入院前よりADLが落ちてしまいました。患者様がご自宅に帰られますが、生活していけるか不安があります。回復するまで見守ってほしい。
私自身、急性期病院に長く勤めてまいりましたので、すべての方が安心して退院という状況を迎えることがいかに難しいことは痛感してまいりました。すぐに再入院になってしまったら、どうしよう。どうか安らかに日々を過ごしてほしい、そう願うばかりでした。そのような希望に少しでもお力添えできればと考えております。お気軽にご相談ください。