診療内容

1.動悸・息切れ・胸の痛み相談・治療

2.お薬の相談(減薬可能か調べます)

3.足のむくみ・痛みお悩み相談・治療

4.心臓疾患の精密検査・治療

5.高血圧、高コレステロール血症の治療

6.糖尿病、発熱、感染症などの一般内科診療 ワクチン接種・各種検診など

7.舌下免疫療法(スギ・ダニアレルギー)

8.下肢静脈瘤の相談・治療

 

 

↓下記にそれぞれ詳しく説明します。

 

1.動悸・息切れ・胸の痛み相談・治療

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受診を考える方:最近少し動いただけでドキドキする、以前より息切れするのが早くなった、胸が重苦しい、押さえられるように痛いなどの症状がある方。上記のような症状が出た際には、不整脈や心

不全、弁膜症、狭心症などといった心臓疾患や呼吸器疾患の可能性もあり、結局どこにいけば診てもらえるんだろうか?とお悩みの方はご相談ください。各種検査を行い、診断してまいります。

 

 

2.お薬の相談(減薬可能か調べます)

 

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このお薬なんのために飲んでいるんだろう。お薬の量って減らせないのかな。そう思ったことはありませんか?ポリファーマシーという言葉を聞くこともあるかと思います。日本語では多剤内服といいま

す。特に高齢者で6剤以上のお薬を飲んでいる患者様を指します。この多剤内服患者様では、副作用の発現頻度が上昇したり、転倒が多くなるなどが報告されています。 ただどの薬を減らしていいのかわから

ない、処方している医師には聞きずらいなどあるかと思います。そのような時に、当院でお薬の必要性、不要そうなお薬の判定を総合内科専門医の立場からご相談させていただきます。 もちろん病気が多

く、たくさんの種類のお薬を飲まなければならない患者様も多くいらっしゃいます。一度ご相談ください。

受診を考える方:6剤以上のお薬がある ・処方されている薬の効果や必要性がわからない・減らせるお薬がないか調べてみたい

 減らせる可能性がある薬剤:血をさらさらにする薬を複数(アスピリン、クロピドグレル)内服している・消化器薬を複数内服している(複数→1剤)・血圧降下剤を複数種類内服している・痛み止め(ロキソプ

ロフェン)など

参考:監修

東京大学大学院医学系研究科老年病学教授 

秋下 雅弘 厚生労働省

pdf 厚労省 多剤内服啓発.pdf (0.39MB)

日本医師会 適正処方の手引き

pdf 日本医師会 多剤内服について.pdf (7.96MB)

 

 

3.足のむくみ・痛みお悩み相談・治療

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 気になる足の症状はありませんか?

むくみ

むくみをきたす病気は多岐に渡っています。少し挙げると、心不全、腎不全、肝硬変、静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫、甲状腺機能低下症、膠原病、薬剤性浮腫など様々あります。

上記疾患を正しく鑑別するためには、心臓エコー、採血検査、下肢血管エコーなど行う必要性があります。当院では上記鑑別に必要な機器をそろえ、診療を行います。最近特に増えているのは、薬剤性

浮腫と廃用性浮腫です。薬剤性浮腫の原因としては、アムロジピン、ニフェジピンといったL型Ca拮抗薬と分類される血圧降下薬、ロキソプロフェンなどのNSAIDsといわれる鎮痛剤でみられます。この

ような薬剤内服中にむくみがでる患者様は薬剤変更の検討が必要ですので、ご相談ください。また廃用性浮腫は、上記疾患はないけれども、むくみが続く患者様です。なりやすい患者様の特徴として、

ちょっとぽっちゃりしている運動不足な高齢者の方です。その特徴について、私が調べたものがありますので、当てはまるかご一読ください。

pdf 廃用性浮腫の特徴.pdf (0.62MB)

 

足が歩くと痛くなる、足に傷ができて

治りにくい、しもやけが治らない

このような患者様は、足の動脈が詰まっている可能性があります。病名は下肢閉塞性動脈疾患です。特に高血圧、糖尿病、喫煙者に多い病気と言われています。当院では脈波検査を行っており、疾患の

診断が可能となっています。痛みがあって、整形外科に通っているが、一度血流が大丈夫か調べてほしいなどございましたら、是非ご相談ください。脈管専門医の立場から、お話し・ご相談させて

いただきます。ただし逆を言えば、血管が問題ない際には、整形外科などをご紹介させていただき、更に詳しく調べさせていただくこともありますのでご了承ください。

 

 

4.心臓疾患の精密検査・治療

 

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だいぶ下の方になってしまいましたが、当院の看板(循環器)となる領域です。心臓疾患の診断を受けられた方、また心臓が問題がないか調べたい方などお気軽にご相談ください。虚血性心疾患(狭心症、

心筋梗塞)、不整脈(心房細動、期外収縮)、心不全弁膜症心臓手術後など診断され、自分ではなんともないように思うけど、最近心臓の先生には診てもらってないな、年に1回か2回しか心臓みても

らってないな、普段でも診てほしい。そのようなご希望がありましたら、ご相談ください。

 

 

5.高血圧、高コレステロール血症の治療

高血圧

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・血圧が高いと健診でいわれたので、お医者に行ったら、薬飲めと言われたので、一応飲んでる。・血圧の薬いつまで飲むの?一生?やめちゃだめ?・わしゃちょっと高くて150くらいが元気や!?

こんなこと思ったこと、聞いたことないですか?確かに高血圧の治療には、目標値もそれぞれ異なり、背景の疾患によっても血圧の薬(降圧剤)の選択は変わります。また開始した降圧剤は辞めれるよう

にしていかなければなりません(大変ですが…)。この話は、またコラムにて詳しくお話しさせていただきます。長く付き合う可能性がある疾患ですから、最大限患者様に合った治療のご選択を相談させて

いただきます。

 

高コレステロール血症(脂質異常症)

健診で悪玉コレステロールが高いと言われ、「放っておくと、心臓や脳の血管が詰まるから」と言われたので、何ともないけど飲んでいる。いったいどのくらいのリスクで血管詰まるの?いったいLDLは

どこまで下げればいいの?なんか雑誌見たら飲まなくていい薬って書いてた‼このように思ったこと見たことないですか?実は、10年後の動脈硬化(脳心臓の血管が詰まる)のリスクは測定することができま

す。血圧、血糖値、HDLコレステロール、LDLコレステロール、TG(中性脂肪)がわかれば測定できます。またそのリスクに応じて、脂質の管理目標値が定められています。そのために何ができるのか、相談し

てまいりましょう。

参考:日本動脈硬化学会

動脈硬化性疾患発症予測・脂質管理目標設定

https://www.j-athero.org/jp/general/ge_tool/

 

 

6.糖尿病、発熱、感染症などの一般内科診療 ワクチン接種・各種検診など

当院では通常の一般内科診療ももちろん行っています。各種ご相談ください。

 

 

7.舌下免疫療法(スギ・ダニアレルギー)

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。当院でも
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。アレルギー性鼻炎の症状(くしゃみ、鼻が詰まる、水様性の鼻水がでる、目が痒い)がでて困っている方は、受診を検討ください。診療の流れとしては、問診→診察→採血による血清抗体検査、(皮膚反応テスト)→ハウスダスト(ダニ)、スギによるアレルギーと診断された場合には、舌下免疫療法を開始できるかもしれません。舌下免疫療法は毎日1錠を舌下する治療です。適応については、5歳以上でスギ、ダニによるアレルギーと診断された方。禁忌(舌下免疫療法ができない方)は、重症の気管支喘息、妊婦、授乳婦、急性の感染症発症時です。また注意が必要な方は、ステロイド内服中、カルベジロール内服中、抗うつ薬内服中、抜歯後です。効果は、症状の改善です。つらい症状が改善する可能性が高い治療となります。重篤な副作用として、アナフィラキシーがあり、湿疹がでたり、呼吸困難、血圧低下がみられることが、頻度は多くない(0.025%~0.13%)ですが、報告されています。安全のため、初回舌下時には当院で30分経過を診させていただき、問題ないか確認します。症状発現時にはすぐに対処できるように準備をしております。その他、くちびるがはれたり、耳が痒くなったりと報告されています。副作用発現時には適切に対応しますので、いつでもご連絡ください。舌下免疫療法について、わかりやすく説明している製薬会社のページがございますので、参考にしてみてください。https://www.torii-alg.jp/slit/ ←COIはございません。