最新情報

2024-12-07 20:33:00

タバコやめ用チラシ (1).png

時岡内科では、禁煙外来を開始します。たばこの増税がニュースになっていますが、増税する前にたばこをやめてみませんか?たばこを自力(薬なし・受診なし)でやめようとしても、なかなかできません。やめれるのは5%ほどといわれています。決して、たばこがやめれないのはあなたの意志が弱いからではないのです。ニコチンによる依存により、やめることが難しくなっており、依存度で言えば、覚せい剤や大麻より依存性が高いことが報告されています。イメージはつきにくいですが、けっこう厄介そうですよね。このニコチン依存をお薬や行動療法で治療していきます。当院では、日本禁煙学会の禁煙認定指導医が在籍しており、この指導医がいるクリニックは岡山市北区では3か所だけです(2024年12月現在)。安心して、治療に専念できるように尽力いたします。

http://www.kinen-map.jp/hoken/list.php?pref_id=33

・禁煙のメリットは、なによりも健康です。禁煙することで、発症のリスクを減らせる疾患は多くあります。女性であれば、美容にもよいとされています。受動喫煙もなくなり、家族の健康も守れます。最後に、たばこを買わなくてよくなるので、経済的です。

加熱式たばこ、アイコスやブルームテックなど発売されています。有害物質が低減されていると宣伝されていますね。ただ、普通のたばこ同様に、ニコチンもタールも入っています。ニコチンによる依存性、発癌物質であるタールが含有されています。健康被害はどうでしょうか?少ないのでしょうか?確かに癌の発症は通常のたばこより少ないと報告もあります。ただ、動脈硬化性疾患である、心筋梗塞、脳卒中の発症は通常のたばこと同様にあり、非喫煙者よりもリスクが高いことが報告されています。加熱式たばこは、発売から10年しかたっておらず、どれだけ健康被害がでるのかまだわかっていない状況ですが、よい結果ではないでしょう。ちなみに、アメリカではアイコスは通常のたばこと比べて、安全とは言えず、販売は禁止されています。このようなアイコスでも、健康保険で禁煙治療できます。

・対象は喫煙者(紙巻きたばこ、加熱式たばこ)

・治療期間:3か月 受診回数5回

・料金 保険診療で15000円~20000円(3割負担の場合)

禁煙成功した方には当院から記念品進呈(無くなり次第終了します)

禁煙外来は予約制ですので、時岡内科までご連絡ください。

 

 

 


2024-12-05 01:23:00

米国からの報告です。着用する加速度計を用いて、身体活動と睡眠の日内パターン別の死亡率を調べてみました。米国の9342人を解析しています。身体活動のパターンを早朝型、正午型、午後遅く型の3つに分けて、睡眠パターンを朝型、夜型、不規則型に分けました。

図は身体活動をみています。早朝型は8時~9時に身体活動が多い、その後減ってくる。正午型は11時から17時まで身体活動が多い。午後遅く型17時から19時に身体活動が多い。という結果です。

結果です。早朝に身体活動の多い人あるいは、睡眠が不規則な人は死亡率が高いことがわかりました。また早朝に身体活動が多いかつ、不規則な睡眠の人はより死亡率が高いことがわかりました。不規則な睡眠は体に悪そうなのはイメージつきますよね。早朝の運動は、血圧が上がりやすく注意が必要かもしれません。ご参考までに。

Diurnal patterns of accelerometer-measured physical activity and sleep and risk of all-cause mortality: a follow-up of the National Health and Nutrition Examination Surveys (NHANES).

Zhang et al. International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity (2024) 21:120

pdf 身体活動と睡眠のパターン.pdf (2.8MB)

 


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