最新情報
現在使用していただいております、当院西側の駐車スペースについてです。
2月9日より当院北側に心臓リハビリ棟を建設するにあたり、建設用車両の乗り入れが行われ、駐車可能台数が1台に減少します。そのため、駐車場南側に臨時駐車スペースを確保しましたので、お知らせします。
健康講座開催のお知らせ
3月28日土曜日16時~17時に新しくオープンする岡山中央公民館にて、健康講座を開催します。
医学の事柄でちまたで話題になっていることについて、解説したいと思っています。様々な方面について、おはなししようと思いますので、ご興味ある方はご参加ください。ご予約は不要ですので、御家族、お友達をお誘いの上、ご参加ください。
蕃山町町内会のお力をいただき、岡山大学病院脳卒中・心臓病総合支援センターの共催で行います。
健康講座 チラシ202603.pdf (0.11MB)
息切れとは
息切れ(医師は呼吸困難と呼びます)とは、息がしにくくなる不快な感覚のことです。息切れには、息がつまる、胸が圧迫される、空気がほしい、呼吸が重い、努力しないと呼吸ができない、呼吸が浅い、十分に息を吐けない、吸えない、呼吸が早いなど様々な表現があります。血液中の酸素量の低下、二酸化炭素量の増加、その他いろいろな原因がありますが、多くは体が必要とする酸素量を供給できなくなると息切れが出現します。呼吸困難の原因によっては、咳または胸痛など、その他の症状がみられることもあります。
坂道や階段を登る時の息切れ
健常な人でも山登りや激しい運動をすれば息切れを感じます。坂道や階段を上るという動作は、運動している時と同様に、安静時より多くのエネルギーを必要とします。運動に必要なエネルギーが増加すると、酸素需要も増加し、もっと息をするようにと体に命令するので、息が切れます。呼吸をするための仕事量がふえている状態です。では、どのような息切れの時に病院を受診したほうがいいのでしょうか?表1は息切れの程度を分類する基準を示しています。グレード2以上では病的である可能性があります。
同年代の人と歩いてみて、遅かったり、息切れで立ち止まるのが早い場合には、病的な息切れの可能性があります。
特に警戒すべき息切れ
安静にしていても息切れがある。胸の不快感や、心臓が激しくまたは速く鼓動している感覚または脈が飛ぶ感覚(動悸)が起こるときは、早期に病院受診するようにしましょう。
息切れの原因となる病気
呼吸困難は、通常、肺または心臓の病気が原因で起こります。全体として最も一般的な原因には、次のようなものがあります。
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・気管支喘息
・心不全
・心筋梗塞または狭心症
・肺塞栓症(肺動脈血栓塞栓症)
・貧血
・過換気症候群
・体重増加
・妊娠
・神経筋疾患 など
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
OPDはタバコの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症がおきて、せきやたんが出たり、気管支が細くなることによって空気の流れが低下します。また、気管支が枝分かれした奥にあるぶどうの房状の小さな袋である肺胞 (はいほう)が破壊されて酸素の取り込みが低下します。
・気管支喘息
気管支喘息は、気管支に炎症が起こりわずかな刺激で気道が狭くなる病気です。咳、たん、喘鳴、息切れや呼吸困難などの症状が出やすいです。
・心不全
心臓は肺から戻ってきた血液を全身に送り出しています。心臓からの血液の送り出しが不十分になると、肺の中に液体がたまり、肺水腫と呼ばれる状態になります。肺水腫は呼吸困難を引き起こし、しばしば息が詰まるような感覚や胸の重苦しさを伴います。心不全になると、起座呼吸が生じることがあります。起座呼吸とは、横になると息切れを起こし、起き上がると楽になる症状です。
・心筋梗塞・狭心症
心筋梗塞や狭心症は心臓に栄養を送る血管である冠動脈が動脈硬化によって詰まったり(心筋梗塞)、狭くなること(狭心症)で起こる病気です。典型的な症状は胸の痛みですが、息切れのみを自覚する場合もあります。
・肺塞栓症(肺動脈血栓塞栓症)
動かないこと(車中泊、手術後、飛行機の長時間フライト)により、足の静脈に血栓ができ、肺動脈に血栓が飛んで詰まることにより、息切れや胸が痛くなったりします。時に足が腫れることがあります。
・貧血
貧血のある人や、けがで大量の血液を失った人は、赤血球の数が少なくなっています。赤血球には酸素を組織に運ぶ働きがあるため、このような人では、血液によって供給される酸素の量が減少しています。体を動かすと、体に必要な酸素の量が増え、血液による酸素の供給が追いつかなくなるため、しばしば息切れをきたします。
・過換気症候群
空気を十分に吸い込めないような感覚に陥り、呼吸が速く激しくなります。この症候群は、身体的な問題というより、一般に不安が原因で起こります。手足や口の回りにピリピリする感じを覚えたりすることもあります。
息切れの検査
まず問診で、症状の経過(いつから始まったか、急に始まったか徐々に始まったか、どのような時に悪化するか、息切れを誘発したり、悪化させる因子があるかを確認します。次に、診察を行い、呼吸音、心音、むくみの有無などを確認します。パルスオキシメータで酸素の濃度(SpO2)を測定し、必要に応じて血液検査、胸部レントゲン検査、心電図検査、心臓超音波検査などを実施します。
・血液検査:貧血、心不全・肺塞栓の可能性有無
・胸部レントゲン検査:肺・心臓の評価、胸水の有無
・心電図検査:不整脈の有無、異常波形の確認
・心臓超音波検査:心機能・心不全の評価、心臓弁膜症の評価
その他、呼吸機能検査、CT検査、動脈血液ガスなど更なる精査を進めていきます。
息切れの治療
検査で原因疾患を特定し、その疾患に応じた薬物療法、生活習慣の改善、運動療法などを行います。重症度に応じて酸素療法や手術(カテーテル治療など)が行われることもあります。
重要なのは早期の専門医受診と継続的な治療・管理です。
不整脈について
心臓は1日に10万回、休むことなく規則正しく動いています。この回数が脈拍とか心拍といったものです。1分間になおすと60回~100回が正常です。
Q、不整脈とはどういったものでしょうか?
心臓は電気的な刺激によって命令がくだり、動いています。不整脈とは心臓の電気的なトラブルによって起こるものであり、心拍数や心臓の鼓動のリズムが一定でなくなったり、非常に早くなったり、遅くなったりする状態です。不整脈は、心臓突然死の7割程度を占める病気です。
Q不整脈に種類はありますか?
不整脈には脈がゆっくり打つ徐脈、速く打つ頻脈のほか、リズムが不規則になる期外収縮の三種類あります。ゆっくり打つのは徐脈性不整脈といいます。1分間40回以下の脈拍で、心臓を動かす為の電気の発生場所がさぼって電気信号をださなくなったり、電気の通り道の途中で電気が通らなくなってしまい、うまく伝わらないために発生します。次に速く打つのは頻脈性不整脈といいます。1分間100回以上の脈拍をいいますが、運動した時や興奮した時の頻脈は心配ありません。安静にしていても、脈が100回以上の時に起こる不整脈は、心臓を動かす為の電気が異常に速く作られたり、電気が通る道が異常に発生して電気が空回りして起きます。3つ目は、不規則に打つ、飛ぶとか抜けるのを期外収縮といいます。
不整脈の中で最も多いものです。本来電気が発電される場所ではない、余計な場所から電気が発電されてしまう為に脈が飛んだり、余分に多く打ったりします。
Q不整脈に原因はあるのですか?
まずは、心臓の病気、例えば狭心症、心筋梗塞、弁膜症などの心臓の病気があることによって不整脈が引き起こされます。その他、ストレス、睡眠不足、疲労、たばこ、飲酒過多、加齢でも起こります。
Q不整脈の症状は?
頻脈、脈拍が早い不整脈の場合は、安静にしているのにドキドキする動悸や、息切れが起こります。徐脈、脈拍が遅く不整脈の場合には、フラッとしたり、めまいがしたりします。ひどい場合には、意識が無くなり、失神したりします。期外収縮では、脈が飛んだり、胸のへんに不快感がでたり、痛くなったりします。
Qどんなときに病院を受診したらいいですか?
・動悸や脈の乱れがたびたび起こる時。
・安静にしている時の脈が1分間に100回以上または50回以下が続く場合です。脈は、人差し指と中指の先端を反対の手の親指側の手首に当てて、1分間に何回脈を打ったか測定します。
・脈が飛ぶ、不規則の時
最近では、スマートウォッチで不整脈を検知するものもあり、不規則な心拍の通知がきたりして、受診される方もおられます。循環器を標榜しているクリニックを受診されることをお勧めします。
Q不整脈の診断のための検査はどのようなものがありますか?
まずは、心電図検査です。ベッドで横になり手足と胸に電極を貼り付け、計測します。他には、ホルター心電図といって、24時間連続の心電図を記録し、より詳しく、不整脈がないか調べます。これはお家で検査します。最近では、24時間以上記録できるものもあります。その他、心エコー検査を行い、不整脈を起こすような心臓の病気がないかを調べたりします。
Q不整脈の治療はどのようなものがありますか?
頻脈や期外収縮が原因の不整脈の場合には、抗不整脈薬などの飲み薬により不整脈を抑えたり、脈拍をコントロールしたりする治療が一般的です。ただ、不整脈の種類により、例えば心房細動の場合には、血液の塊、血栓ができなくする飲み薬をのみます。ほかにも、足の血管から管を通して、異常な電気を焼く治療、カテーテルアブレーション治療の適応になることもあります。徐脈性不整脈の場合では、電気信号を送る機械を植え込む、ペースメーカ治療が行われることもあります。最後に、最近いろいろな施設で設置されています、AED、自動体外式除細動器は、心室細動といった死に至る不整脈で倒れた人に対して電気ショックをかけて蘇生する装置があります。様々な治療方法を使って不整脈は治療します。
動悸、脈が飛ぶ、息切れ、ふらっとするなどの症状がある場合には、不整脈などが起きている可能性がありますので、お気軽に循環器内科である時岡内科までご相談ください。
RSKラジオ(AM1494kHz) 天神ワイド朝に副院長が出演しています。
毎月第4木曜日の9時20分から「からだにいいはなし」のコーナーで国司アナウンサーとお話しています。
次回は1月22日(木曜日)9時20分から、「不整脈について」と題しましておしゃべりします。お時間ありましたら、是非ご拝聴ください。聞き
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