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2026-01-21 20:39:00

不整脈について 知って得する医学知識⑳

不整脈について 動悸やふらつきを感じたら…

 

心臓は1日に10万回、休むことなく規則正しく動いています。この回数が脈拍とか心拍といったものです。1分間になおすと60回~100回が正常です。

 

 

 

Q、不整脈とはどういったものでしょうか?

心臓は電気的な刺激によって命令がくだり、動いています。不整脈とは心臓の電気的なトラブルによって起こるものであり、心拍数や心臓の鼓動のリズムが一定でなくなったり、非常に早くなったり、遅くなったりする状態です。不整脈は、心臓突然死の7割程度を占める病気です。

 

 

 

Q不整脈に種類はありますか?

 

不整脈には脈がゆっくり打つ徐脈、速く打つ頻脈のほか、リズムが不規則になる期外収縮の三種類あります。ゆっくり打つのは徐脈性不整脈といいます。1分間40回以下の脈拍で、心臓を動かす為の電気の発生場所がさぼって電気信号をださなくなったり、電気の通り道の途中で電気が通らなくなってしまい、うまく伝わらないために発生します。次に速く打つのは頻脈性不整脈といいます。1分間100回以上の脈拍をいいますが、運動した時や興奮した時の頻脈は心配ありません。安静にしていても、脈が100回以上の時に起こる不整脈は、心臓を動かす為の電気が異常に速く作られたり、電気が通る道が異常に発生して電気が空回りして起きます。3つ目は、不規則に打つ、飛ぶとか抜けるのを期外収縮といいます。
不整脈の中で最も多いものです。本来電気が発電される場所ではない、余計な場所から電気が発電されてしまう為に脈が飛んだり、余分に多く打ったりします。

 

 

 

Q不整脈に原因はあるのですか?

 

 まずは、心臓の病気、例えば狭心症、心筋梗塞、弁膜症などの心臓の病気があることによって不整脈が引き起こされます。その他、ストレス、睡眠不足、疲労、たばこ、飲酒過多、加齢でも起こります。

 

 

 

Q不整脈の症状は?

 

頻脈、脈拍が早い不整脈の場合は、安静にしているのにドキドキする動悸や、息切れが起こります。徐脈、脈拍が遅く不整脈の場合には、フラッとしたり、めまいがしたりします。ひどい場合には、意識が無くなり、失神したりします。期外収縮では、脈が飛んだり、胸のへんに不快感がでたり、痛くなったりします。

 

 

 

Qどんなときに病院を受診したらいいですか?

 

・動悸や脈の乱れがたびたび起こる時。

・安静にしている時の脈が1分間に100回以上または50回以下が続く場合です。脈は、人差し指と中指の先端を反対の手の親指側の手首に当てて、1分間に何回脈を打ったか測定します。

 

・脈が飛ぶ、不規則の時

 

最近では、スマートウォッチで不整脈を検知するものもあり、不規則な心拍の通知がきたりして、受診される方もおられます。循環器を標榜しているクリニックを受診されることをお勧めします。

 

 

 

Q不整脈の診断のための検査はどのようなものがありますか?

 

まずは、心電図検査です。ベッドで横になり手足と胸に電極を貼り付け、計測します。他には、ホルター心電図といって、24時間連続の心電図を記録し、より詳しく、不整脈がないか調べます。これはお家で検査します。最近では、24時間以上記録できるものもあります。その他、心エコー検査を行い、不整脈を起こすような心臓の病気がないかを調べたりします。

 

Q不整脈の治療はどのようなものがありますか?

 

頻脈や期外収縮が原因の不整脈の場合には、抗不整脈薬などの飲み薬により不整脈を抑えたり、脈拍をコントロールしたりする治療が一般的です。ただ、不整脈の種類により、例えば心房細動の場合には、血液の塊、血栓ができなくする飲み薬をのみます。ほかにも、足の血管から管を通して、異常な電気を焼く治療、カテーテルアブレーション治療の適応になることもあります。徐脈性不整脈の場合では、電気信号を送る機械を植え込む、ペースメーカ治療が行われることもあります。最後に、最近いろいろな施設で設置されています、AED、自動体外式除細動器は、心室細動といった死に至る不整脈で倒れた人に対して電気ショックをかけて蘇生する装置があります。様々な治療方法を使って不整脈は治療します。

 

 

 

 動悸、脈が飛ぶ、息切れ、ふらっとするなどの症状がある場合には、不整脈などが起きている可能性がありますので、お気軽に循環器内科である時岡内科までご相談ください。

 

 

2024-07-20 18:14:00

一生でうつ脈拍数は決まっている!? 知って得する医学知識⑦

ヒトが一生にうつ脈拍は決まっている。これは以前から言われていますよね。なぜこの話がでてきたのでしょうか?

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それは「ゾウの時間ネズミの時間」という著書ででてきました。上のグラフをみると、ヒトは少し外れた位置にありますが、昔のことを思えばあながちはずれではないように思いますよね。

では、脈拍が速い人が寿命が短くて、脈拍が遅い人が長生きなのでしょうか?

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上のグラフは、40歳から64歳に男性573名を18年間にわたって追跡した結果です。結果をみると、脈拍(心拍数)が60~69回/分だと死亡率が低く、それ以上になると心拍数が増えるにしたがい、死亡率が上昇していることがわかります。ただ、このグラフをみてわかるように、脈拍が少なければ少ないほどいいわけではないということがわかります。

結論でいえば、「一生にうつ脈拍数は決まってはいないだろうが、脈拍が速いこと(80回/分以上)はいいことでないでしょう」です。

この脈拍数の上昇は、メタボリック症候群と関連があり、血圧高値、総コレステロール値、BMI、血糖値などと相関関係が報告されています。このようなメタボリック症候群を背景に、交感神経の亢進状態が起こり、脈拍数を上昇させているものと考えられています。現時点では、この脈拍数の増加を治療として抑えることが、長寿を得ることになるかの結論はでていませんが、脈拍数増加の背景に潜むメタボリック症候群(高血圧、脂質異常症、肥満、糖尿病も含む)の改善は、健康寿命を延伸させるために重要となります。脈拍速いなー(80回/分以上)と感じたら、一度健診を受けてみましょう!  心臓Vol.43 No.11(2011)

 

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